デルタ変異株が拡大し、欧州への入国に制限 @イギリス・ロンドン【6月30日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

 新型コロナウイルスのデルタ変異株が拡大するイギリスは、ヨーロッパ諸国へ入国する際の規制が設けられた。無条件に入国を許可していたスペインは、PCR検査の陰性か新型コロナのワクチン接種を証明を求めることが決まった。ポルトガルは、入国する2週間前までにワクチンを2回接種していない場合は、入国後に2週間の自己隔離が必要だ。

 国内で運用されている、旅行先の国をリスク別に分け、帰国後の対応を3段階に分類した『Traffic Light system(信号機システム)』では、黄色に分類された国から帰国する際に、入国前と入国後2日目、8日目のPCR検査、滞在計画の提出、10日間の自己隔離が必要だ。自己隔離が免除される緑色には、マルタ共和国、ケイマン諸島、ドミニカなどが分類され、航空券が軒並み上昇している。

 ジョンソン首相は、ロックダウンを19日に終了させることが可能であると発表した。終了後は、新型コロナのワクチンを2回接種すれば、陽性者に濃厚接触しても10日間の自己隔離が不要となる。スポーツ観戦や野外フェスでは、ワクチンパスポートを提示しなくても良い。ワクチン接種は順調である一方、デルタ変異株への感染者が増加しており、国民からはロックダウンの終了を疑問視する様子が見られる。

 ロンドンでは27日、政府が音楽業界の活動を制限していることに対するデモ『Freedom To Dance March』が行われた。コンサートや音楽フェス、ナイトクラブは、再開のめどが立っていないとして、DJや音楽プロデューサーらが先導した。

 毎年8月にロンドンのノッティング・ヒルで開かれるカーニバルは、昨年に続いて開催が見送られた。夏の風物詩として、地元住民のほか近郊の都市からも観光客が訪れるためだ。ファンが多いイベントなだけに、中止を惜しむ声も多く聞かれた。

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