感染者・死者数は減少、ロックダウン緩和の第2弾が始まる @イギリス・ロンドン【4月7日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】
- 2021/4/10
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ロックダウンやワクチン接種が好影響をもたらし、7日の新規感染者は2763人、死者は45人となった。過去6カ月の最少数が続くため、政府はロックダウンの緩和政策の第2段階が、12日から施行する。必要不可欠ではない、ヘアやネイルサロンといった店舗、パブの屋外営業が始まる。海外旅行は、緩和政策が順調に進めば、6月12日から可能になる。
ワクチン接種は、人口の半数近い3100万人が1度目の接種を終えた。保健相は7月末までに、国内の全成人が接種を受けられる見通しだと発表した。一方、アストラゼネカ製のワクチンによる血栓が報告されているため、29歳以下の若者には他社製を投与することが決まった。
イギリスでは、キリスト教のイースター(復活祭)を祝う習慣がある。週末を挟んで4連休となり、学校は2週間の休暇となる。イースターのシンボルの1つに、復活や生命を意味する卵があり、エッグハントという宝探しが行われる。例年は自宅や庭で、チョコレートなどのお菓子の入った卵を探すが、今年はロックダウン期間であったため、屋外で楽しむ家庭が多かった。
中学校では自宅や学校で週に2度、PCR検査を行っており、イースター休暇中も継続して結果を提出する必要がある。しかし、休暇中は特に罰則がないため、家庭により実施状況はまちまちのようだ。