集団免疫のため、国民・外国人を含む在住者にワクチンを無償提供 @マレーシア・クアラルンプール【3月5日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲州境には検問所があり警察で事前に取得した許可証がないと通行できない

 マレーシアでは、国家ワクチンプログラムが、3月1日から始まった。外国人を含む在住者や国民は、無料で接種を受けることができる。特例として、不法滞在の外国人も対象となった。クラスター発生の一因となっていることから、集団免疫の獲得を目指して予防する狙いだ。ワクチンの接種は、3段階で進められている。

▲ワクチン接種のスケジュール

 使用されるワクチンは、ファイザー(アメリカ)、アストラゼネカ(イギリス)、国立ガマレヤ研究所のスプートニクV(ロシア)、シノバック(中国)の4種類で、どのワクチンを接種するのかを選ぶことはできない。

 接種の予約方法は5つあるが、政府からは『コロナ追跡アプリ』が推奨されている。同アプリには、事前に個人情報が登録されているため、送信ボタンを押すだけで登録が完了する仕組みだ。現在はiOSのみだが、近日中にAndroid版の提供も始まる。

 国内では3月5日より、ロックダウンが1段階の緩和となり、条件付きロックダウン(CMCO=条件付き行動制限例)に移行した。最大の経済圏でありながら、往来ができなかったクアラルンプール連邦直轄領、セランゴール州、プトラジャヤは、移動制限を解除して相互往来を可能にした。これらの地域以外は、引き続き州間の移動は禁止となる。ただし、政府機関が集まるプトラジャヤには、事前に警察で取得した通行許可証が必要だ。

 規制緩和の背景には、経済活動が停滞していることがあるようだ。1日あたりの新規感染者数は、1月は5000人を超える日もあったが、3月に入り2000人を下回る日々が続く。ロックダウンの効果は出ているが、緩和措置を取ると感染者が増加するという、いたちごっこを繰り返している。

 マレーシア投資開発庁(MIDA)は、ビジネス目的で入国する外国人は、コロナコントロール機関が主導する手順に従うことで、14日間の自己隔離が免除される場合があると発表した。駐在員、投資家、マレーシア法人の経営者、外国人技術者らが対象となる。

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