併設のオンライン来場・商談サービスが盛況 @ネプコン ジャパン

  • 2021/2/3
展示会名:第35回 ネプコン ジャパン 2021
会期:2021年1月20日(水)~22日(金)
会場:東京ビッグサイト 西展示棟
主催者:リード エグジビション ジャパン
出展者数:1006社
来場者数:1万4804人
出展者層:実装・検査機器、半導体パッケージ技術、電子部品・材料、プリント配線板、微細加工技術、LED・半導体レーザ
来場者層:エレクトロニクス、半導体・センサ、電子部品、自動車・電装品メーカー
同時開催:第13回 オートモーティブワールド、第7回 ウェアラブルEXPO、第5回 ロボデックス、第5回 スマート工場EXPO

 電子部品、実装関連の展示会「ネプコン ジャパン」には、電子部品や半導体などのメーカー、物流、商社が訪れた。省人化や作業時間の短縮ができる商材を求めて来場し、基板実装や非接触、微細加工の技術、環境に配慮した商材などに関心を寄せていた。今年は緊急事態宣言下の開催で、来場者は約1万5000人と、昨年の約10万人と比べて大幅に減少、来場者の少なさに不満を口にする出展企業は多かった。一方、併設されたオンライン来場・商談サービスでは、リアルな展示会並みの集客が得られたとの反応もあった。

 プラスチックメーカーの天昇電気工業(東京都町田市)には、電子部品や電子機器で必要な基盤実装を手がける企業が訪れた。業界では作業工数を減らしたい需要があり、基板幅が容易に変更できるケースなど、基板実装に関する商材が関心を集めた。「来場者数は、昨年と比較すると半分以下だが、ターゲット層と商談ができた」(松島孝之さん)

 初出展のNSC(大阪府豊中市)は、ガラス、金属、液晶の表面処理や加工技術を展示し、メーカーや商社が来場した。非接触の技術に興味を持つ人が多く、1日30~40枚ほど名刺交換ができた。「普段は取引のない業界と商談ができた。今後はセンサーやアプリケーションに強みを持つ企業などと協業を目指したい」(齊藤俊介さん)

 スクリーン印刷用資材を手がけるミノグループ(岐阜県郡上市)は、省人化を目指す実装技術を展示し、自動搬送や搬出に注目が集まった。自動車以外の業界で、新規顧客の獲得を目指したが、伸び悩んだという。「環境に配慮した商材の需要も増えているので、今後は溶剤インクから水性に変化していくだろう。うまく対応していきたい」(川井啓司さん)

 自動認識技術メーカーのマーストーケンソリューション(東京都新宿区)には、商社、企業の営業担当者が集まった。検査が必要な工程が増え、時間短縮を求める声が多かった。オンライン来場・商談サービスでは、カタログの請求数が例年のリアル展示会並みであった。「アクセスは例年の名刺交換と同数の約150件で、会場より集客できた」(玉造康孝さん)

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