コールセンター業務のテレワーク化に関心 @コールセンター/CRM デモ&コンファレンス
- 2020/12/9
会期:2020年11月12日(木)・13日(金)
会場:サンシャインシティ・文化会館
主催:リックテレコム 、インフォーマ マーケッツ ジャパン
出展者数:78社
出展者層:ソフトウェア開発、音声解析、通信会社、クラウドサービス、ウェブマーケティング支援、オーディオ機器メーカー、自治体
来場者層:コールセンター関係者、化粧品会社、人材派遣、通信会社
コールセンターやカスタマーサポートの展示会「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス in 東京」には、コールセンター業務のテレワーク化を推進する商材を求めて、コールセンター、人材派遣、通信会社、化粧品メーカーなどが集まった。来場者は、大手と比べて低価格で、クラウドに対応したサービスに関心を寄せていた。
国内通信サービスのアイ・ピー・エス(東京都中央区)は、クラウド型のコールセンターサービスを展示した。テレワークの普及で問い合わせが増え、4月からの売上の40%はがテレワーク関連が占める。「昨年より来場者が増加した。類似サービスは3分単位での課金が多いが、我が社は秒単位のためコスト削減ができるという声が寄せられた」(濱中まゆみさん)
クラウドサービスのCloopen(東京都新宿区)は、顧客対応の一元化システムを紹介した。イベントや選挙など一時的にコールセンターが必要になる場合や新型コロナの感染拡大でテレワークが必要になった行政の利用が増えた。「100社が来場したが、商談した企業は少ない。大手の約5分の1程度の価格なので、価格競争力が評価された」(大野拓さん)
オーディオ機器メーカーのEPOS Japan(川崎市)には、コールセンターやオンライン会議を進める企業が集まった。ヘッドセットやスピーカーフォンを展示し、50社と商談した。「ヘッドセットを共有していた企業が、衛生管理のために1人1台用意したり、在宅勤務者のオンライン会議用に提供したりする。3月以降に需要が増加し、5~7月は在庫切れになった」(鎌田健輔さん)
音声解析のeVOICE(東京都港区)は、音声性格型、相性、適性判定システムを展示した。新卒採用では、学生の筆記試験対策で、正確な計測ができないことや、オンライン面接の一般化で、相性や適正を音声で判定したいという需要がある。「コールセンターでは、オペレーターの性格を分析し、顧客と相性の良い人員を配置することで、既存顧客の解約予防や新規契約率の向上を目指す。めずらしい、面白そうとの反応があった」(横内一仁代表)