モデルガン試し撃ちに長蛇の列【人が集まるブース特集】

東京マルイ(東京都中野区)
@全日本模型ホビーショー

▲この日会場には試し撃ちのために20万発の弾が用意された

ターゲットは女性たち 5年連続最高益更新

 国内のモデルガン市場でトップシェアを誇る東京マルイ(東京都中野区)は、ここ5年間、過去最高益を更新し続けている。屋外でモデルガンを撃ち合うサバイバルゲームの人気が徐々に拡大しているからだ。

 目下のターゲットは女性たち。もちろん、商品を買う大半は男性客だが、サバイバルゲームに参加する女性が増えれば、これまで見向きもしなかった男性参加者がさらに増え、市場全体が拡大するというわけだ。

 実際、女性の参加は増えつつある。ホビーショーの会場でもモデルガンを手に握り、7万~8万円する商品の説明に耳を傾ける女性たちの姿が目立った。

 とにもかくにも、触れなければ魅力は伝わらない。会場には15レーンに及ぶ試射場が設けられた。10メートルほど離れた的に向かって、1秒で15発を放つモデルガンを撃つ人が列をなした。

 東京マルイは自社単独でもイベントを開催する。春に秋葉原で行われたイベントでは2日間で6000人ほどが集まった。

 モデルガンメーカーにとって海外進出のハードルは高い。玩具とはいえ銃の形をしている以上、日本でいう銃刀法に抵触しないよう法律への対応が必要になる。だが、規制が国ごとに異なるため、色や素材を個別に変える必要があるのだ。

 だからこそ、200億~300億円といわれる国内市場の裾野を広げることが何よりも重要だ。展示会が新たな顧客との出会いの場として、重要な役目を果たしていた。

展示会名:第56回 全日本模型ホビーショー
会期:2016年9月23日(金)~25日(日)
会場:東京ビックサイト 西3・4
主催:日本プラモデル工業協同組合


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎

国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

関連記事

新着記事

  1. 2022-3-22

    バーチャルオフィスの利用急増 oVice、提供開始から1年半で利用数2000社に

  2. 2022-3-18

    第43回 2年ぶりの日本への帰国 厳しい検疫を体験【今日の中国】

  3. 2022-3-8

    展示会からウェビナー営業に切り替え コストダウン・二次利用可で「費用対効果高い」【リード獲得100本連載】A・R・P(神奈川県秦野市)

  4. 2022-3-3

    DMM.com、2022年度も約60業種のオンライン展示会を開催【オンライン展示会】

  5. 2022-3-1

    認知向上のため新聞に広告出稿、DMMオンライン展示会では93社にリーチ【リード獲得100本連載】 画屋(大阪府豊中市)

  6. 2022-2-17

    オンライン営業が一般化 ウェビナーやウェブ広告からリードを獲得 @関西 総務・人事・経理Week

ページ上部へ戻る