国民に占める生活習慣病の増加 政府機関が開催をサポート @NUTRIFEST

展示会名:NUTRIFEST (the nutrition expo)
会期:2019年12月14日(土)・15日(日)
会場:Mid Valley Exhibition Centre(MVEC マレーシア・クアラルンプール)
主催者:MySeminars
出展者数:約200小間
来場者数:約1万5000人
来場者層:一般消費者、ディストリビューター、輸出入業者、保健衛生用品関連、栄養士、美容関連など
出展者層:サプリメント、化粧品、食品飲料、台所用品、美容健康食品、家電

 ヘルスケア、栄養、オーガニック製品の展示会「Nutrifest」が初開催され、代理店、販売店、薬局、健康に関心がある消費者などが訪れた。マレーシアでも経済発展に伴い生活習慣病に悩む人が増え、政府機関のサポートをうけて開催された。美容やダイエットに関心がある中間層以上の消費者も来場した。

 日本の美容関連企業、愛しとーと(福岡県那珂川市)の現地法人Aishitoto(マレーシア)は、自社製品のPRと併せて、販売代理店を探しにきた。「美容に関心のある中華系の女性から注目を集めたのはコラーゲン含有食品。競合も多いが日本製であることがセールスポイントとなった」(Lea Fongさん)

 Adalide(タイ)は、砂糖を使わないドライフルーツを展示した。ブース来場者で目立ったのはムスリムだった。「生のフルーツは海外に持ち出せないことが多い。ドライフルーツは問題なく、かさばらない。ハラール認証がされ、渡航先や飛行機の移動中に食べることができるスナックを探していた」(Pranbb Kovwainさん)

 スポーツジムやスタジオに通う人が増え、プロテインやサプリに対する関心も高まっている。運動の前後に摂取するプロテインウォーターを製造販売するOPTASTAR PROTEIN INDUSTRIES(マレーシア)にも、ジムの関係者が集まり、代理店業務に関心を示す人もいた。「従来のドロッとしたプロテインではなく飲んだ感じは水に近い」(Muhamadさん)

 主催社が小規模事業社を集めたパビリオン「Nutrishoppe」には大都市で露出の機会を逸していた15社が集まった。「消費者の関心はオーガニック、ホームメイド、スローフードなど、これまでメジャーな販路にのっていなかった品質の高い製品に向かう傾向がある」(Syed Idros Alromieさん)

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