国内向けアピールの強化を目指す【全国DMO巡り Vol.32】(一社)南紀白浜観光局

▲海にたたずむ円月島は人気の観光スポット。高さわずか25メートルの小さな島だが、中央に空いた空洞に沈む夕日は『日本の夕陽100選』にも選ばれている

羽田との直行便と温泉が武器

 日本最古の温泉地として知られる和歌山県白浜町には南紀白浜空港があり、羽田空港からの定期便が就航している。2018年の宿泊客数は国内192万4097人、海外9万5507人で、1992年をピークに下降傾向であるものの、日帰り客数は毎年ほぼ横ばいに推移している。南紀白浜観光局では、2018年から、これまで行っていなかった観光客の満足度や消費単価等のデータ収集および分析に力を入れ、目標数値を設定し公表した。

▲町内でも特に人気となっている崎の湯。太平洋を目の前にする歴史ある温泉として知られている

 『日本三古湯』の1つに数えられる白浜温泉は、1300年以上前の飛鳥、奈良時代から『牟婁の温湯』『紀の温湯』の名で知られてきた。特に『湯崎七湯』の中で唯一残っている歴史ある湯壷の『崎の湯』は、湯船から太平洋までほぼ一体で岩に打ち寄せる波を感じながら入浴できる。また、夕景の美しさで親しまれている白浜町のシンボル『円月島」は、『日本の夕陽100選』に選ばれており、春と秋には島中央に開いている円月形の穴に夕陽がおさまる瞬間を見ることができる。

 「観光客の年齢層は幅広く、インバウンドのお客さまも増えている。昭和30年~40年代(1955~1974年)に新婚旅行のメッカとして訪れていただいた世代の方々にも再度訪れていただきたい」(事務局 長谷川孝幸さん)

 近年実施したアンケートによると、南紀白浜に来たことがない理由の60%以上が「情報がないから」との結果が出た。このことから、観光素材をホームページなどで情報発信し、観光客数の増加が見込める首都圏を主なターゲットに、国内プロモーションを展開する。また、隣接している田辺市との共同プロモーションや旅行博への出展、ターゲットを絞ったうえでのメディア露出も検討しながら『温泉』『パンダ』『白砂のビーチ』など既存の観光資源を中心に、知名度向上を狙う。

今伝えたいこと

林 一勝代表理事

 ここ南紀白浜は、関西圏では多少知られているものの、関東圏など全国的にはまだまだ知名度が低い。まずは南紀白浜という地域を知ってもらい誘客に努めるとともに、来町していただいた方への満足度をあげていくことに注力していきたい。たくさんの景勝地や観光スポットがある一方で、それらは認知されていないため、データ収集に基づいた各種プロモーションを実施していかなければいけないと思っている。


法人名:(一社)南紀白浜観光局
設立年月:2018年4月
所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町1600番地

参加自治体・企業・団体:白浜町、白浜観光協会、白浜町商工会、白浜温泉旅館協同組合、椿温泉観光協会、日置川観光協会、明光バス、西日本旅客鉄道、紀陽銀行、紀南農業協同組合
年間延べ宿泊者数:国内 192万4097人/海外 9万5507人

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