自動運転社会を視野に、改革を迫られる自動車整備 @オートサービスショー
- 2019/6/10
- オートサービスショー, 働き方改革, 東京ビッグサイト(東京国際展示場), 自動車・バイク
展示会名:第36回 オートサービスショー 2019
会期:2019年5月16日(木)~18日(土)
会場:東京ビッグサイト 青海展示棟A・B
主催:(一社)日本自動車機械工具協会
出展者数:111社
会期:2019年5月16日(木)~18日(土)
会場:東京ビッグサイト 青海展示棟A・B
主催:(一社)日本自動車機械工具協会
出展者数:111社
自動車整備検査機器の展示会「オートサービスショー」には、自動車整備会社を中心に、ディーラー、部品・工具メーカーなどの企業から関係者が来場した。整備作業を効率化するシステムや、自動運転車両など先進技術搭載車を整備する方法を探す人が多かった。
自動車整備機器を提供するボッシュ(東京都渋谷区)は、事故車両の検証や修理で、事故原因を数値化して解析するシステムを展示した。「自動運転を見据え、取り組まなければと危機感を抱く来場者がほとんど」(増田かおりさん)
作業効率アップや労働環境改善も根強いニーズ、働き方改革にも関心
工具や設備機器を販売するサンコー(東京都港区)には、熱中症対策商品に注目するガソリンスタンド、ディーラーが訪れた。背中にファンが付いたベストや作業服は近年好評で、生産が追い付かない。「前回と比べ、企業の責任者が多い」と大池雅人さんは話し、労働環境改善に対する関心の高さがうかがわれた。
車両用塗料を製造販売するロックペイント(大阪市)は、職人の経験と勘を頼りにしてきた車の塗装作業を、経験のない若年者に移管するシステムを展示し、板金塗装関係者を集めた。
機械メーカーの小野谷機工(福井県越前市)には、自動車整備会社の経営陣が訪れ、省力化・省人化のためのオートタイヤチェンジャーに着目した。手作業でタイヤ交換をする整備会社は今も多く、機械導入による人件費削減を検討していた。