総務・人事・経理ワールド2019
会期:2019年5月29日(水)~31日(金)
会場:東京ビッグサイト 西棟、青海展示棟
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:約800社
来場者数:6万662人

総務・管理部門の担当者向けの展示会

 総務・管理部門の担当者向けの展示会「総務・人事・経理ワールド」では、AIやビッグデータを使った働き方改革の提案商品が並んだが、情報収集を行う人が大半で、導入を具体的に進める来場者は一部に限られた。業務効率化に向けた総務部門のシステム変更は、スタートラインについたばかりで、具体例は乏しいようだ。

▲総務・人事・経理ワールドには業務効率化を提案する出展が並んだ

 クラウドサービスを提供するインターパーク(札幌市)は、名刺管理サービスや、RPA(ロボットによる業務の自動化)に関心が集まった。だが、職場における働き方改革の課題が不明確なままの来場者も多く、「明確な目的はないが業務改善したいという相談が多かった」(太田竜平さん)

 同じくRPAを展示した日本システム開発(名古屋市)でも、「業務改革を考えているが、どこから着手していいのかわからない人がほとんどだった」と土井博史さんは話した。他の展示会よりもRPAについて情報収集する来場者は多かったが、実際にどう使うのか理解する人はわずかだった。音声認識技術を展示したアドバンスト・メディア(東京都豊島区)では、日々の業務における音声認識の生かし方に注目が集まった。会議の議事録作成、報告書、業務日報などへの活用事例を紹介し、総務、事務部門の担当者が耳を傾けた。一方で、効果や数値目標が明確なテーマに関しては、決裁権を持った来場者が訪れた。節電効果の高いLEDを展示したメリックス(大阪市)には、工場関係者を中心に、施設や建物の省エネ対策を求める来場者が訪れた。
「来年6月末で水銀灯や蛍光灯の製造が終わるので、交換を急ぐ企業が多い」(内田明伸さん)。

 すでにLEDを導入しているが、省エネ効果の高い新型LEDに交換したいという相談も多かった日 。 建リース工業(東京都千代田区)は農業で職を得たい障がい者と、障がい者を雇用したい企業のマッチングサービスを展示した。
「従業員が45人以上の会社は、2.2%の障がい者雇用が義務づけられている。その数字をクリアしなければならない企業の関心が高い」(近藤克彦さん)。

 人事だけでなく、経営層の来場も多かった。

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