多品種少量生産への対応 進む @ 東京インターナショナル・ギフト・ショー春

展示会名:第87回 東京インターナショナル・ギフト・ショー 春
会期:2019年2月12日(火)~15日(金)
会場:東京ビッグサイト 全館
主催:ビジネスガイド社
出展者数:2539社(16の国と地域から266社)

アジア以外の地域からの来場者も

 贈答品をテーマに雑貨、インテリア、食品、アパレルなど幅広い商材が展示される「東京インターナショナル・ギフト・ショー春」では、細分化が進む顧客ニーズを意識した出展者が目立った。

▲ビオトープには室内でひざ掛け、外では羽織になるブランケットなど、多機能に使える商品に注目が集まった

 Tシャツのプリントサービスを展示したクイックアート(福井県福井市)は、市販のインクジェットプリンターで出力した図柄を転写する「パウダープリントシート」を紹介した。同業他社や、シルクスクリーンと呼ばれる既存の技術でTシャツを作る事業者との商談が進んだ。「アパレルでも多品種少量生産が増え、1枚から作れる技術に関心が集まった」(飛山恭平さん)

 輸入雑貨を扱うビオトープ(東京都港区)の加藤美岬さんが売れ筋としたあげたのは、用途が多様な商品だ。室内でひざ掛け、外では羽織れるブランケットなど、多機能に使える商品に小売店仕入れ担当者の関心が集まるという。海外来場者が多い展示会だが、アジアに限らず幅広い国・地域から人が訪れた。ドイツ雑貨を展示した輸入商社のアペックス(群馬県高崎市)は、上海、タイ、南米チリのバイヤーとの商談が進んだ。
「海外来場者は以前から多かったが、多様化している」(山本哲さん)。

 一方、「アジア系の来場者に製品情報を出すとコピーされるのが怖い」という声も聞かれた。

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