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初開催した「3D Printing展」の成長に期待[主催者に聞く]
- 2019/3/10
2月に「nanotech」をはじめとする13の展示会を開催したJTBコミュニケーションデザイン(東京都港区)では「3D Printing展」が初開催された。松井高広取締役は「業務効率化を求める製造業での導入が進んだことが、イベントの盛り上がりにつながった」と話した。
3Dプリンタが出てきた当初は、樹脂やセラミックスを加工するものが大半だったが、ここ2年ほどで金属に対応した金属3Dプリンタが登場した。これが、ものづくりの現場を大きく変えている。
設計部門と試作部門の距離が離れていてもデータを転送するだけでよくなった。また、試作段階で設計を微調整したいとなった場合、数値を変えて出力するだけでよくなったのも従来と大きく異なる 。
「金属3Dプリンタを導入したメーカーは、コストを10分の1に下げたという。外注に依頼していた試作を自社で行うようになったからだ。製造現場をより効率化するのは確かだ」(松井取締役)
「電力・ガス新ビジネスEXPO」の成長にも期待しているという。電力、都市ガスの小売が自由化され、2020年には発電と送電の分離を控えており、異業種からの参入が予想されるからだ。