人手不足対応への注目度今もなお @国際物流総合展

展示会名:国際物流総合展2020
会期:2020年2月19日(水)~21日(金)
会場:東京ビッグサイト 西1・2
主催:(一社)日本能率協会 他
出展者数・小間数:225社・778小間
出展者層:仕分け・包装・搬送システム、産業車両、パレット・コンテナ、物流機器部品、保管・輸送サービス、物流業務支援製品・サービス
来場者層:運輸・倉庫、輸送用機器、精密機械、小売・卸売・商社
同時開催:ProLight & ProVisual

 物流業界の展示会「国際物流総合展」では、人手不足や保管効率といった課題に対応するサービスが関係者の注目を集めた。

 短時間で組み立てることができるスチール製容器を展示した親和パッケージ(神戸市)には、輸送用の資材を倉庫で保管するのに使いたいという倉庫関係者が訪れた。「(来場者は)箱ではなく棚としてとらえ、コストが下げられると考えていた」(西田明さん)

 ダンボール専用カッターを展示した長谷川刃物(岐阜県関市)には、安全対策につながる商材を探す来場者が訪れた。通常のカッターよりも切れ味がよく、カッターの刃が折れて異物混入することもない。「安全対策機器を導入するには莫大な費用がかかるが、1点500円で始められるため導入しやすい」(長谷川尚彦社長)

 倉庫の保管効率が上がる高密度保管システムを展示した、住友重機械搬送システム(東京都港区)には、物流関係者に加え、商品の保管に課題を抱えるメーカー担当者が訪れた。フォークリフトの通路が不要になり、同じ敷地で収納量が倍になるという。芸人によるステージでPRを行い、1日1000人の来場者を集めた。

 労務作業を削減するシステムを展示した東計電算(川崎市)には、運送や工場関係者が集まった。手作業で行っていた配車、日報登録、販売管理をシステムで行い、作業効率化できる。「物流を内製化してコストを抑えたいという声が多かった」(宮下佳国さん)

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