日本製のハサミが欲しい~Asia Beauty EXPO~

▲Asia Beauty EXPOの会場で、中国をはじめ海外来場者があふれたヒカリのブース

理美容師をはじめヘア産業関係者が集まるAsia Beauty EXPO(ABEX)で、外国人来場者をひときわ集めるブースがあった。プロ向けのハサミメーカー、ヒカリ(東京都板橋区)だ。2日間で1000万円を売り上げ、その9割以上を外国人客に売った。海外に進出して40年たつが、この5年間で海外売り上げを伸ばしている。現地研修会を開催し、既存代理店の商品知識を向上させた効果が出ている。

日本製のハサミが欲しい~Asia Beauty EXPO~

ヒカリ
(東京都板橋区)
高橋伸一社長(36)

ヒカリは17カ国に海外代理店を置く。最初に進出したアメリカを中心に年商6億円の2割を海外で売り上げるが、直近5年だけを見ると、中国、韓国、台湾、インド、シンガポール、ロシアなどアジア市場に勢いがある。6年前に始めた現地美容師向けのカット講習会が成果につながった。

代理店との付き合いは長いが、以前は商品を送るだけだった。だが、どんなハサミも使い方を知らなければ宝の持ち腐れとなる。高橋伸一社長は入社前に9年続けた美容師の経験を生かし、最新のヘアカットを自社のハサミで作る技術講習会を始めた。1カ国につき1~2週間滞在し、場所を変えながら土日以外毎日開催する。1日の講習に参加するのは30人前後だ。

現地から日本に美容師を呼ぶ講習会も好評だ。4月にはインドネシアから40人が来日した。招待したのではなく、皆、現地から自腹で日本にやってきた。最終日は、新潟の工場に移動し職人が手作りする様子を見せる。「ヒカリのことを好きになって、国に帰ってもらう」(高橋社長)

海外滞在が月の半分を超えるため、数を増やすことが難しい。高橋社長が今行うのはカット講習を映像で残し、編集した動画をYouTubeに投稿することだ。海外代理店の担当者が営業ツールとして使える動画を制作する。

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