暇を持て余す中国ブース @NAMM Show

▲中国パビリオン。客が寄り付かず、スタッフが暇を持て余す様子が毎年散見される

 世界各国から出展者・来場者が集まる「NAMM」には、複数の国が自国のメーカーを引き連れて出展している。中国は数年連続出展しているが、同国ブースに立ち寄る来場者は少ない。質の高さを求める来場者が多い中で、そのお眼鏡に叶うメーカーがいないためだ。毎年大ブースを構えていながら閑散とした状況となっている。

 世界の楽器市場は、もともと国や地域による特性が強かった。アメリカでは管楽器の需要が非常に高く、アジアでは弦楽器の勢いが強い。だが、数年前からこうした国別の特性は薄れ、全世界的に幅広い楽器が売れるようになってきたという。

 EC事業者も楽器市場に目を向けており、楽器メーカーを巡る市場は着実な変化を見せている。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材。