Sansan、契約業務を一括管理するサービス『Contract One』提供開始

  • 2022/2/10

 Sansan(東京都渋谷区)は、紙から電子契約まで、あらゆる形式の契約業務をオンライン上で一元管理するクラウド契約業務サービス『Contract One(コントラクトワン)』の提供を開始した。同社が提供する名刺や請求書を正確にデータ化する技術を基に、紙の契約書もクラウド上で管理可能な状態にする。主要電子契約サービス7社とも随時機能連携しており、保存形式は、2022年1月に施行された改正・電子帳簿保存法に対応する。

 契約書の製本・押印・郵送など、アナログな作業を代行するサービス『スマート判子』も提供する。取引先によっては、紙の契約書の発行が必要になる場合もあるが、印章を『Contract One』に預けることで、契約書の製本・押印・郵送といった作業を代行する。取引先からの紙の契約書の受領とデータ化も代行しており、3月には押印・返送代行機能の実装も予定する。

 企業間取引における重要書類である契約書は、自社や取引先のフォーマット、紙やPDF、電子契約書など、さまざまな形式でのやりとりが行われている。企業によっては管理方法が統一されておらず、担当者の手元で個別に保管しているケースもある。会社として契約書を一元管理できていないと、紛失や申告・確認漏れという人的ミスにつながるリスクがある。

 「更新の期日を忘れてしまい契約切れになってしまったり、気づかぬうちに自動更新されて意図せぬ費用が発生するなどの、契約上のリスク管理もできます」(Contract One Unit アシスタントマネージャー松尾佳亮さん)

 すでにビジネスプラットフォームのPIVOT(東京都渋谷区)など45社が導入している。月額10万円から利用可能で、料金は契約書のデータ化件数に応じて変動する。

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