リード エグジビジョン ジャパン（東京都新宿区）は、6月16〜18日に、初のオンライン展示会となる「Japan IT Week オンライン」を開催中だ。同社が蓄積してきた来場者のデータベースを駆使し、リアル展示会同様、徹底的にオンライン展示会への集客を行う。出展者数は150社、来場者数は3万人を予定する（6月1日現在、開催時には増減の可能性あり）。

　会期はリアルの展示会と同様に、3日間に限定した。今回はリアル展示会とのハイブリッド開催ではなく、独立した展示会として位置付ける。ブース来場者にリアルタイムに声かけをできる機能も備え、出展者に提供できるリードもリアルの展示会に匹敵するものを目指す。「出展者も来場者も限られた時間にオンライン上に集まることで、リアルと同じ商談の場を提供できる」（岡部憲士取締役）

　同社は出展者からの「商談につながるオンライン展示会を開催してほしい」という声を受け、1年以上かけて研究と準備を重ねてきた。リアルの展示会でのノウハウを生かし、今までにないビジネスチャンスとなる場の提供を目指す。

　また今後、9月1日（水）～3日（金）には「メディカル ジャパン」を、9月8日（水）〜10日（金）には、「総務・人事・経理Week」「ネプコン ジャパン」「ロボット開発活用」「スマート工場EXPO」「オートモーティブ ワールド」を、それぞれ第1回オンライン展示会として開催する。ニーズを踏まえて、他の展示会のオンライン開催も進める計画だ。