製品カタログや問い合わせのオンライン対応が増えた @ジャパンライフサイエンスウィーク

展示会名:ジャパンライフサイエンスウィーク 2021
会期:2021年4月14日(水)~26日(金)
会場:東京ビッグサイト 西ホール全館
主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン
出展者層:医薬品原料、受託サービス、医療機器・装置・設備、バイオ医薬品、再生医療製品、医薬品一次包装、生薬・漢方、検査キット、介護・福祉ロボット、衣料用エレクトロニクス、在宅医療
来場者層:医薬品メーカー・受託製造、バイオ・創薬ベンチャー、化学品・原薬・中間体メーカー、商社・代理店・輸出入業、大学、公的研究機関
構成展:CPhI Japan(国際医薬品原料・中間体展)、ICSE Japan(製薬業界受託サービスエキスポ)、P-MEC Japan(医薬品原料 機器・装置展)、BioPh Japan(バイオファーマジャパン)、InnoPack Japan(DDS・医薬品包装展)、FDF Japan(FDF 最終製剤エキスポ)、NEX Japan(生薬・漢方素材EXPO)、ファーマIT & デジタルヘルスエキスポ、ファインケミカルジャパン、Medtec Japan、Electro Med Japan(医療用エレクトロニクス展)、Smart Health Japan(医療・ICT・在宅医療展)、Test Kit Japan(検査キット完成品&開発展)、Care・Welfare Robot Expo Japan(介護・福祉ロボット開発展)、Medical City(メディカルシティ・災害医療創造技術開発展)

 医薬品・医療機器の展示会「ジャパンライフサイエンスウィーク」には、生産性や品質の向上、コスト削減ができる商材を求めて、化学品や医療機器メーカー、医薬品の受託企業が集まった。昨年3月の延期開催として行われ、オンラインで製品カタログの紹介や、出展者とコミュニケーションできるシステムを導入した。大手企業の出展や来場が減り、手応えが薄いと答える出展者が多かった。

▲会場の様子

 化学機械の製作技術を展示した広島メタル&マシナリー(東京都新宿区)には、安全性や品質の向上を目指す化学品、化成品のメーカーが集まった。異物混入を避けたい、より細かくしたい、より純度の高いものを得たいといった需要があった。「ターゲットの医薬、医療メーカーの来場は少なかった。最近はウェブからの集客も増えている」(坂本一馬さん)

▲協業の話が多いと話したセントラルシステムズ(横浜市)

 治験や臨床のモニタリング技術を展示したセントラルシステムズ(横浜市)には、ITやシステム開発の関係者が訪れた。人件費削減や生産効率の向上を目的とした、システム開発が増えた。「IT関連企業から協業の相談があった。しかし、ターゲットの製薬や受託企業は来場せず、名刺交換は例年の半数だ」(岡本和絋さん)

▲新型コロナの影響でオンライン商談会が増えたと話すキングパーツ(広島県福山市)

 精密鋳造の技術を展示したキングパーツ(広島県福山市)には、コストダウンできる商材を探す医療関係のメーカー、素材や部材を手がける商社が来場した。通信、インフラの需要増に伴い、半導体の製造装置に用いる部材の需要が伸びた。「オンラインの商談会に出展することが増えた。医療分野の拡大を目指している」(森川篤志さん)

 イタリアに本社があり、測定、検査の技術を展示したマーポス(東京都大田区)には、医療機器メーカーの開発担当者、部品加工の関連企業など、事前に招待した企業が多く来場した。測定する対象が増えるので、非接触の計測器に関心を寄せる人が多かった。「従来は展示会と訪問営業が中心だったが、オンライン商談や自社でオンラインセミナーを開催して集客している」(北本行秀さん)

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