免疫向上や麻由来の商材が関心を集める @健康博覧会

展示会名:第39回 健康博覧会 2021
会期:2021年1月27日(水)~29日(金)
オンライン商談:2020年11月 2日(月)~2021年2月26日(金)
オンデマンド視聴:2021年2月15日(月)~2月26日(金) ※会期中のセミナーの録画・録音、有料
会場:東京ビッグサイト 西1・2、アトリウム
主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン
出展者数:約420社
出展者層:健康食品・サプリメント、健康美容機器・グッズ、化粧品OEM、容器・包装
来場者層:小売、施設・サービス、商社・卸、メーカー、官公庁・自治体
来場者数:1万1621人

 食品・飲料や機器、原料などを中心とする健康業界の展示会「健康博覧会」には、食品や化粧品、サプリメント、パッケージなどのメーカー、医療、商社、貿易の関係者が集まった。ウイルス対策として免疫アップの商材や、麻由来の植物オイル、CBD(カンナビジオール)が注目された。新型コロナウイルスの影響下での開催となり、サンプリングや試食は行われておらず、出展代行を利用する出展者もみられた。

▲会場内の様子

 毛細血管血流の臨床試験を展示した毛細血管・研究会(東京都台東区)には、サプリメントや治療器、化粧品メーカーが来場した。関心を集めたのは免疫で、製品をよいと判断できる証拠、根拠となるエビデンスの取得に需要があった。「300社と名刺交換をして、約50社と具体的な商談ができた。来場者数は少ないが真剣に検討している人が多かった」(河越景史事務局長)

▲生活の木(東京都渋谷区)が展示したマヌカハニー

 ハーブやアロマテラピーを展示した生活の木(東京都渋谷区)には、メーカーやパッケージ企業が約100社訪れた。免疫力を高めるマヌカハニーや、在宅時間を快適に過ごすためのアロマに注目を集めた。「例年は花粉症対策として販売するマスク用スプレーが、新型コロナの影響によって注目された。今後はオンライン展示会や商談も視野に入れたい」(福富亜弥さん)

 CBD原料の輸入販売を手がけるCannaTech(神奈川県大和市)には、食品や食品原料、商社、貿易関連の企業から経営者といった決裁者が集まった。麻から抽出する植物オイルのCBDを配合したグミやオイルを展示し、グミに関心を寄せる人が多かった。「コンプライアンスを遵守して製造できる業者が少ないなか、専用機器を導入して国内で製造している」(須藤晃道代表)

▲主催のインフォーマ マーケッツ ジャパン(東京都千代田区) クリストファー・イブ代表

 主催のインフォーマ マーケッツ ジャパンによると、今年は感染症対策や免疫向上のほか、約20社が出展したCBDの関心が高かった。出展者420社のうち10%が出展をキャンセルし、無人ブースも目立った。海外の出展者は全体の10%ほどで、日本にオフィスのある企業は参加した。「依然としてリアル展示会への需要は高い。海外からの来場者は、韓国、台湾、中国が中心だ。例年5%未満のため、影響はあまり受けなかった」(クリストファー・イブ代表)

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