「国際ホテル・レストラン・ショー」「国際物流総合展」はオンラインも併催

　（一社）日本能率協会（東京都港区）が、「国際ホテル・レストラン・ショー」「国際物流総合展」「FOODEX（フ―デックス）JAPAN」など2月以降に控える展示会について、国や自治体が、中止・延期要請を出した場合を除き、予定通り開催すると、国際イベントニュースの取材に答えた。緊急事態宣言が発令されてから、出展を見合わせる企業がある一方で、新たに申し込みもあり、今のところ出展者数の大幅減には至ってないようだ。

　展示会事業を統括する小宮太郎理事は「『開催しますよね』という前向きな確認が多い」と話す。昨年、緊急事態宣言が発令された時とは、出展企業の反応が大きく異なるようだ。「集客に対する不安はあるが、昨年秋以降に開催した展示会において、来場者の購入意識が高かったことが、前向きな捉え方につながっているのでは」（小宮理事）

　一方で、来場者が減り出展者のリード獲得数が落ち込んだことへの対応策として、「国際ホテル・レストラン・ショー（HCJ）」「国際物流総合展」では、オンライン展示会を併催する。昨年9月に開催された「テクノフロンティア・バーチャル展」には、リアル開催を上回る来場者が訪れ、リード数を求めて出展した企業からの評価を得た。