企業・個人を囲い込むイベントへ「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW」【主催者に聞く】

 
  • 2016/10/7
8月25~27日に東京ビッグサイトで「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2016」を開催した一般社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会(以下、DIY協会・東京都千代田区)。40年以上に渡り展示会を開催し、拡大できた秘策は、ホームセンター各社をまとめる協会ならではの歴史があった。

日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会(東京都千代田区)
稲葉 敏幸会長

2つの団体が合併し強固な地盤へ

 通算52年目の開催となった「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW」は、3日間で10万6966人が参加した。出展ブースは487社、1061小間で、過去最大級の規模となった。

 展示会を始めたのは、協会を立ち上げたばかりの1970年代。イギリスを発祥とする、モノや部屋、家の修繕やカスタマイズを消費者自身が行うDIYを日本に持ち込み、企業に普及させるために展示会を開いたのがきっかけだ。

 創設者はホームセンターのドイト(さいたま市)の副社長を務めていた斉藤幸吉氏だ。当時はタクシー業の日之出自動車(現在は第一交通産業に買収)の専務で、アメリカで開かれているハードウェアショー(機械・工業技術、工具などの展示会)でDIYに関心を持った。

 現在の協会の会員企業は、DIY関連商品のメーカーやホームセンターなど小売業者だ。作り手と消費者への流通を担う企業をとりまとめることで、業界全体を束ねる組織となっていった。現在では日本でのDIY市場は4兆円にのぼり、小売業者の全国展開により業界の再編が進んでいる。

 DIY市場が拡大したもう一つの理由として、DIY協会と並ぶもう一つの業界団体の存在がある。同じく1970年代に設立したホームセンター協会だ。

 立ち上げたのは、当時、日経新聞の記者だった会田玲二氏だ。DIY協会がBtoB事業を行う企業の加盟が多かったのに対し、ホームセンター協会は日用品や衣料品などBtoC事業を扱う企業の加盟が多かった。やがて協会員からの後押しなどにより2つの協会は合併し、BtoBとBtoCの両方を束ねる現在の形にまとまった。

 昨年、会長となった稲葉敏幸氏は「メーカーと小売業者が結束してDIYの普及に努めたからこそ、わずか40年で4兆円市場に拡大できた。今後さらに拡大を目指したい」と語る。


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