世界的柚子の需要増 5年前から 岡林農園 【海外展示会挑戦記】

 
  • 2018/10/14

岡林農園(高知県高岡郡)
@グッド・フード&ワイン・ショー(豪)、シアル・インターフード(インドネシア)

▲過疎が進んだ限界集落に、岡林農園はある

 柚子やブンタンの生産農家、岡林農園(高知県高岡郡)は5年前から、オーストラリア最大規模の飲食系展示会「グッド・フード&ワイン・ショー」や、インドネシアのジャカルタの食品・飲料総合見本市「シアル・インターフード」に出展する。

 農園は過疎が進んだ限界集落にある。イノシシが畑を荒らしにやってくるリスクと常に隣り合わせのような場所だ。そこで無農薬で質の高い柚子やブンタンを2009年からつくっている。果実や加工食品の生産・販売で年商は2億円、海外の売り上げは1割だ。

 柚子は果汁やシロップ、ジャムなどに、ブンタンはそのままの形で出荷し、生産の割合は半々。直七、小夏といった希少な柑橘類の生産も含めて年商は2億円で海外への輸出は柚子製品がメインとなる。柚子が世界で注目を集めるようになったのは5年ほど前からだ。欧州の4つ星レストランのシェフが使ったのがきっかけで、プロの間で話題となり、一気に世界に知れ渡ることになった。需要の高まりから高知県も柚子のブランド化に積極的に取り組むようになり、海外展開のサポートを始めた。岡林農園が海外の展示会に出たのもその一環だ。

岡林農園(高知県高岡郡)
肥本 美恵さん

 「グッド・フード&ワイン・ショー」は業界関係者と、一般人が参加する。地元のバイヤーと知り合い、取引の数は今も増えている。卸先は小売店より飲食店が多く、日本人向けのレストランやラーメン店などだ。一部は卸売業社を通じて台湾やイギリスにも流通するようになった。また、会場で知り合った現地の日本人が、柚子製品を気に入り、プロモーションをサポートしている例もある。

 「海外で大変なのは製品のラベル表示。現地の卸業者と連絡を図り、間違いのないように進めている」(肥本美恵さん)


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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