Sansanがビジネスイベント専門メディアを名刺アプリ『Eight』に開設
- 2021/5/21
- DX(デジタルトランスフォーメーション), IT・情報処理, Sansan, オンライン展示会
ビジネスイベント専門メディア「Eight ONAIR」主催者、参加者とも無料
Sansan(東京都渋谷区)がビジネスイベントを集めたメディア「Eight ONAIR」の提供を、5月17日に開始した。名刺アプリ『Eight(エイト)』のプラットフォームに、オンラインで開催されるビジネスイベントの情報を掲載する。主催者によるイベントの登録や、ユーザーの参加費用は無料で、すでに400件以上のイベントが登録されている。
参加者のフォーム入力不要
『Eight』の利用者は、主催者とオンライン名刺交換を行うと、フォーム入力不要でセミナーを視聴できる。『Eight』でつながる他の利用者の参加予定状況が可視化されるため、関心に沿ったイベントを発見しやすい。セミナーが開始される10分前に通知が届くリマインダー機能も備える。
『Eight』ユーザー280万人に無料で告知
イベント主催者は、告知ページと視聴用サイトのURL、開催日時を入力するだけでイベントの登録が完了する。280万人超の『Eight』ユーザーに向けて、無料でイベント情報を発信することができる。参加申し込みはオンライン名刺交換で受け付けるので、会社名や連絡先などユーザーの正確な情報を取得できる。
提供開始の初日5月17日に、スマートフォンで参加した記者が「Eight ONAIR」についてレポートする。
1.参加者画面について
リアルタイムも録画もあり
2.主催者画面について
登録はいたって簡単
3.まとめ
内容検索機能は欲しい
1.参加者画面について
リアルタイムも録画もあり
提供開始当日『Eight』を最新バージョンに更新すると「Eight ONAIR」の機能が追加されていた。
再生ボタンのようなアイコンを押すと、リアルタイムで視聴できるセミナーが表示された。ウェビナー、DX、クラウドなど、デジタル商材に関するセミナーが目立つ。
イベント検索は『開催前のイベント』『知り合いが参加予定』といった条件から行う。10日先のイベントまで表示され、当日の開催通知予約を行うことができる。名刺交換を伴う参加申し込みは開始10分前からだ。
2.主催者画面について
登録はいたって簡単
セミナー配信はリアルタイムと録画配信のものがあり、配信プラットフォームもzoom、youtubeなど主催者によって異なる。視聴終了後には、お礼とアンケート回答依頼を視聴者のメールアドレスへ送ることができる。
画面の右上のカレンダーのようなアイコンを押すと『掲載設定』というフォームが表示された。告知したいイベント情報を入力するだけで、簡単に無料で掲載できる。
3.まとめ
内容検索機能は欲しい
参加者は情報入力せずにイベントに参加でき、主催者は無料で手軽に不特定多数に対してイベントを告知することができる。双方にとってメリットが大きいメディアだ。一方、興味があるイベントを探すには、開催日時順に全て確認しなければならない。内容から検索できる機能の実装が必要に思う。
また、名刺交換により、視聴のたびにセミナー関係者の知り合いが増えていく。活発に投稿する人が多い場合、タイムラインがセミナー情報ばかりになってしまいそうだ。通常のビジネスにおける名刺交換相手と分ける機能も欲しい。