商品紹介する30秒の動画で差別化を図る @新しい技術の見本市evort【オンライン展示会】

展示会名:イベント名:新しい技術の見本市evort
会期:通年
主催:エボルト(東京都渋谷区)
出展者数:100社

 2019年10月に創業したエボルト(東京都渋谷区)が主催する「新しい技術の見本市evort」は、IoT、AI、ロボティクス、新素材などに関わる技術を集めたオンライン展示会だ。リアル展示会を回り、出展者や来場者の声を集めて開発を進めた。「短時間で概要をつかめるコンテンツが欲しい」という要望が多く、30秒で製品技術・概要を伝えることを目指した動画を作り、掲載する。掲載企業数は間もなく100社。コンテンツ制作に時間がかかるため、掲載数を増やすのには一定の時間を要するが、年内に1000社を掲載する計画だ。

 チャット機能も搭載していたが、24時間365日オープンしているオンライン展示会ではマイナスの面が大きく、現在は外している。今後、AIが自動返答するチャットボットの実装を検討する。「技術系企業の課題は、優れた技術を分かりやすく伝える人材が不足していること。我が社が翻訳者となり、技術や製品を理解し、必要な情報を整理・編集する。個別に各企業がウェブマーケティングを行うのも費用対効果が低い。主催者として出展者・来場者を集め、ビジネスマッチングを行えば費用対効果を最大化できる」(検見崎裕代表)

▲ エボルト(東京都渋谷区)   検見崎 裕代表

 出展者と来場者が重複しており、出展者を増やすことで来場者も増やす戦略だ。出展者による告知が成果につながっている。また、検索されやすくするためのSEO対策は検見崎代表の専門分野となる。

 展示会の中止が相次いで以降、問い合わせは急増した。「オンラインのセールスコンテンツが重要になるのは間違いない。多くの企業がコンテンツを作成し、メールやオンラインでの商談が活性化するだろう。コンテンツの絶対量が増えれば、質の低いものは埋もれる。分かりやすいコンテンツ以外は生き残れない」(検見崎代表)

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