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小売店のデジタル化商材に関心大 @ Interop Tokyo(インターロップ東京)
- 2019/7/10
会期:2019年6月12日(水)~14日(金)
会場:幕張メッセ
主催:Interop Tokyo 実行委員会
運営:インターネット協会、ナノオプト・メディア
出展者数:472社
IT技術の展示会
IT技術の展示会「Interop Tokyo(インターロップ東京)」では、デジタルサイネージ(電子看板)や人手不足を解消する無人店舗など、小売店のデジタル化に関する技術が来場者の関心を集めた。

デジタルサイネージを制御するソフトウェアを展示したテクノフェイス(札幌市)には、「飲食店のバックオフィスで、サービスマニュアルの動画を流したい」「他の事業部で行われていることを可視化するために使いたい」という来場者が集まった。製造業をはじめとする工場関係者も多く、「オフィスや社屋を新しくするにあたり、導入したいとの声がこの1、2年で増えている」と小林隆行取締役は話した。
顔認証システムを展示したサイバーリンク(東京都港区)も、店舗での需要の高まりを感じたという。顔認証システムはオフィスの入退室管理での採用が増えているが、今後は無人店舗での応用が増えることが予想されている。展示会でも商業施設や個人店舗関係者から問い合わせが多かった。「ホテルのフロントで、顔認証を使って新規の客かリピーター客かを区別するために活用する例もある」(今澤浩之さん)
小売業界以外の来場も多かった。AIを使って企業の組織力を向上させるシステムを提案したStock Mark(東京都港区)には、製造業の関係者が多く訪れた。膨大なネット情報から、調べたい企業情報を抽出するサービスに関心を持つ人が多かった。
エンジニア派遣のVSN(東京都港区)は、通信キャリアやエスアイアー(システム構築・統合を行う人)の来場が多かった。「来場者の多くが人材不足に悩んでいる」と浅利朋継さんは話していた。
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20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。