ものづくり系展示会国内外で狙う【自治体の出展戦略】#3 相模原市

  • 2019/7/25

相模原市

@メタレックス、マニュファクチュアリング インドネシア、ネプコン他



 神奈川県相模原市は海外展示会3展、国内展示会4展に地域の複数企業が共同出展するパビリオンブースを設けている。昭和30年代に造られた工業団地に製造業系の中小企業が多く集積していることから、出展する展示会も製造業関連が多い。海外ではベトナムとタイで開催される「メタレックス」、インドネシアの「マニュファクチュアリング インドネシア」、国内では「ネプコン」「国際航空宇宙展」「メドテック」「産業交流展」に出展する。

相模原市産業振興財団 中村 浩事 務局長

 海外展示会でパビリオンを設けるようになったのは5年ほど前からだ。出展企業枠は展示会によって異なるが4~6社分用意する。出展費用を補助しているため、企業側は出展料10万円。その他には、渡航費、宿泊料と、通訳などのスタッフ人件費を用意するだけでよい。

 出展するのは30~100人規模の中小企業が大半を占める。すでに現地に進出している日本の企業が出展することもある。ベトナム企業とのつながりや、現地に強い代理店の開拓を目指している場合が多い。進出した日本企業同士のつながりは作りやすいが、ベトナム企業と出会う機会はそれほど多くなく、知り合うきっかけとして有効だからだ。

 相模原市産業振興財団の中村浩事務局長は出展企業に対して、事前準備と展示会終了後のフォロー営業を徹底するように伝えている。展示会に出るだけでは効果を得にくいからだ。「自分たちの営業先となる見込みリストを作るように声をかけている」(中村事務局長)


おすすめ記事はこちら
豊富なIT人材で世界を顧客に成長
ベトナム進出、活況 ホーチミンで開催の展示会も日本企業続々

新着記事

  1. 2022-3-22

    バーチャルオフィスの利用急増 oVice、提供開始から1年半で利用数2000社に

  2. 2022-3-18

    第43回 2年ぶりの日本への帰国 厳しい検疫を体験【今日の中国】

  3. 2022-3-8

    展示会からウェビナー営業に切り替え コストダウン・二次利用可で「費用対効果高い」【リード獲得100本連載】A・R・P(神奈川県秦野市)

  4. 2022-3-3

    DMM.com、2022年度も約60業種のオンライン展示会を開催【オンライン展示会】

  5. 2022-3-1

    認知向上のため新聞に広告出稿、DMMオンライン展示会では93社にリーチ【リード獲得100本連載】 画屋(大阪府豊中市)

  6. 2022-2-17

    オンライン営業が一般化 ウェビナーやウェブ広告からリードを獲得 @関西 総務・人事・経理Week

ページ上部へ戻る