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無線技術の総合展示会[口コミ] @ワイヤレスジャパン/ワイヤレス IoT EXPO 前編
- 2019/7/25
- ワイヤレスIoT EXPO, ワイヤレスジャパン, 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
会期:2019年5月29日(水)~31日(金)
会場:東京ビッグサイト 西3・4他
主催:リックテレコム、日本イージェイケイ
出展者数:258社
来場者数:5万6757人(同時開催展含む)
同時開催展:「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」「ドローンソリューション技術展」他
「5G」に関心集まる
「ワイヤレスジャパン/ワイヤレスIoT EXPO」は無線技術の展示会だ。産業用向け無線LANやBluetoothのほか、通信回線、モバイルインフラ、ネットワーク運用などワイヤレス技術関連会社が出展しており、製造・物流小売・医療・金融など幅広い業界から来場者が足を運ぶ。今年5月に東京ビッグサイト西3・4ホールで開催された際には5万6757人が来場した。今回は2020年春に商用開始が予定されている「5G(第5世代移動通信システム)」に注目が集まった。
ドローン関係者から相談多数
モバイルテクノ(横浜市)
富士通子会社。今回で6回目の出展だが、うちに来るのは無線機を使っていないメーカーが多い。製品に無線を使いたいという人が目立ち、大手家電メーカーからも相談を受けた。顧客開拓のためというより、受託設計におけるニーズが聞ければと思って出展している。
ドローン関係の来場者が多い。「1km以上離れたところからリアルタイムに動画を配信できないか」と口をそろえて相談される。今の技術では数百mが精いっぱい。また、5G関連の需要が多い。研究がひと段落し、どう商品化していくかに向けて各メーカーが動き出している。大手家電メーカーから5G製品をどう組み込めばいいのか相談があった。
インフラ系企業と多く出会った
インフィニテグラ(横浜市)
工事現場で使用する小型カメラ付きヘルメットをPRした。作業現場の映像を本部に伝えるために使用する。手抜き工事への対策になるほか、現場の状況を遠隔で確認できる。電力やガス、鉄道の事業者などが関心を示してくれた。
日本では作業者が手を抜かないように監視したいという要求が多い。一方で、欧州では社会インフラの老朽化対応を障がい者が狙う機会が増えている。カメラを作業のサポートに使いたいという要望が多かった。日本は世界から見れば小さな市場だし、地域や国ごとの意識の違いがニーズの違いにもつながることを感じた。