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【我が社の出展戦略】デジタルアーツ 公・民両方のIT従事者狙う
- 2018/6/24
▲入り口すぐの好立地で、大型ブースを構えるデジタルアーツ
デジタルアーツ@Japan IT Week春
ここ数年は展示会出展を減らしている、情報漏えい対策ソフト大手のデジタルアーツ(東京都千代田区)だが、「Japan IT Week春」だけは毎年出展している。主力商品の「I―FILTER」「M―FILTER」は業界シェアが高く、IT関係者であれば知らない人は少ない。その分、取引のない新しい顧客と出会う機会は限られており、幅広い業界のIT従事者が来場するこの展示会は貴重な名刺獲得の場となっている。年間営業計画でも、特に下半期では「Japan IT Week春」で出会った顧客からの売り上げ見込みが、一定のボリュームで計上されている。
担当者の感覚では、来場者のうち、3割は公的機関のIT担当者だ。同社の顧客は民間と公的機関の比率が半々で、民間と公的機関のIT担当者が同時に集まる展示会は少ないため、「その面でもこの展示会は都合がいい」(営業部・日比野明氏)
毎年春先の開催ということで、新商品や、既存商品の機能更新をお披露目する場にもなっている。市場調査の場としても使えるため、開発チームもこの会場で新作発表するようにスケジュールを立てている。出展予算は数千万円規模と大きいが、「投資に見合った成果が出せている」(日比野氏)ということだ。
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国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。
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