日本産酒類、香港に商機

▲ワインをはじめ日本酒、焼酎などにも注目が集まった

日本産酒類、香港に商機

香港貿易開発協議会は9~11日、香港コンベンション&エグジビションセンターで「HKTDC香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア2017」を開催した。アジア最大級の酒類展示会で、ワインやウイスキー、ビールなど37カ国から1067社の酒類メーカーが出展した。日本からも22社が出展した。

ワイン製造のまるき葡萄酒(山梨県甲州市)やアルプスワイン(長野県塩尻市)のほか、外池酒造店(栃木県芳賀郡)や丸石醸造(愛知県岡崎市)といった日本酒メーカーも多数出展した。日本企業の出展はジェトロが取りまとめをおこない、ブース内では海外来場者に向けて日本産酒類に関するセミナーを開いた。「日本酒と中華料理、西洋料理とのペアリング」「焼酎をベースとしたカクテル」など、外国人に日本の酒の使用の仕方をわかりやすく説明し、好評を博した。香港では日本産酒類の輸入額が高まっている。2016年の対香港輸出額は約43億円で、8年前に比べ約2倍となった。香港の若者を中心に日本食が普及したことに加え、08年にアルコール度数30%以下の酒税が撤廃になったことも追い風となっており、今後さらなる拡大が見込まれている。
ジェトロが同展へ出展するのは12年から6年連続となる。展示会場では現地のバイヤーと出展者の商談を事前にセッティングするなどの支援もおこなっている。

 


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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