- Home
- オンラインによる営業やマーケティング、オンラインやシニア向けの販促に注目が集まる[口コミ] @Japan マーケティング Week【春】 前編
オンラインによる営業やマーケティング、オンラインやシニア向けの販促に注目が集まる[口コミ] @Japan マーケティング Week【春】 前編
- 2021/3/11
会期:2021年1月27日(水)~29日(金)
会場:幕張メッセ 国際展示場4~6
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:●●●社
来場者数:6474人
販促・マーケティング関連の展示会「Japan マーケティングWeek 春」には、ブランディングや宣伝を促進するノベルティや、ウェブマーケティング、集客サービス、コンテンツ制作などが集まった。集客や売上の向上、ブランディングに関する課題の解決を求めて、企業の営業やマーケティング、広報、イベントなどの担当者が来場し、特にオンラインやシニア層に向けた営業や販促手法に注目が集まった。緊急事態宣言の再発令、会期2日目の積雪の影響もあり、来場者は減少した。
日頃のウェブ集客では出会えない層と出会えた
ウィルオブ・ワーク(東京都新宿区)
ソフトウエアを開発しており、展示会に初めて出展した。展示会というものがどれほど集客につながるのかを知るのと営業代行サービスの認知度を上げるのが目的だ。支援する業種は問わず、営業プロセスの一部、または全部に対応できるサービスだ。
新型コロナ感染以前は主に人手不足による依頼だった。感染拡大以降は、飛び込み営業はしにくい、直接商談はしづらいという状況で、電話やメール、ビデオ会議システムなどを用いたインサイドセールスが増え、それに伴いテレアポだけしてほしいというような依頼の分業化が進んでいる。昨年の4月から12月までで前年比210%、問い合わせ自体が増え、「今までのやり方では結果が出ない」という相談が最も多い。新型コロナで新製品やサービスを作ったが、売るのは苦手という企業は多いようだ。どの企業も営業に力を入れたいが、人を採用したり、拠点を増やしたりするのは厳しいのでアウトソーシングしたい、マーケティングを一時的に外注したいという需要は増えている。
日頃ウェブから問い合わせはIT企業が中心だが、ブースを訪れたのは、不動産や印刷、メーカーといったITを活用した営業化が進んでおらず、昔ながらの営業スタイルを続けている企業が多かった。こうした企業が営業のIT化、アウトソーシング化に移行すると、日本の営業手法そのものが変わっていくと思う。今回の来場者は少ないが、深い話はできており、手応えは悪くない。リード獲得目標は1日100件で、初日と2日目がそれぞれ90件ずつ、最終日は100件を上回りそうで、目標数を達成できそうだ。
来場者は半減も、名刺交換枚数は微減
絆ホールディングス(東京都新宿区)
マーケティングを支援しており、この展示会に出展するのは8回目だ。ブースにはさまざまな業界からPRや広告で使える商材を探す、マーケティング担当者や企業の幹部らが多く訪れた。新型コロナの影響で、ウェブやSNSなどを活用したマーケティングに関心を持つ人が増えた。来場者は少ないながらも、特に市場調査や満足度調査への関心が高かった。
名刺交換は2日目終了時点で360枚ほど。最終日を含めると500枚近くに手が届きそうだ。例年ならば3日間で700~800枚だから、やはり少し減った。
ターゲット層の来場が少なく、手応え薄い
RSP道の駅(岐阜県岐阜市)
フリーペーパー『道の駅』の発行が主な事業。『道の駅』は25都道府県、14媒体で60万部発行している。昨年大阪で開催された「マーケティングWeek 関西」に続いて2回目の出展だ。年間5~6回展示会に出ている。
ターゲットは広告代理店や広告掲載を検討している企業で、フリーペーパーの発行に協力してくれるパートナーを探している。広告主からは、まだ紙なのかと言われるが、道の駅の利用者は6割以上が高齢者なので、他の業界と比較してもまだ紙は大事だ。とはいえ、フリーペーパーだけではなく、地方創生を絡めた事業を展開できればと考えている。道の駅は全国に1180あるが、ECサイトを運営しているのはまだ300カ所ほど。例えば、ECサイトの運営を支援しつつ、フリーペーパーの物販ページで高齢者に訴求し、紙とウェブで地域の産業を盛り上げる。全国的に道の駅とつながっているのは、我々と地図のゼンリン(北九州市)くらいだ。ターゲット層の来場が少ないため、商談もあまり進んでいない。今回は大手企業が少ない、覚悟して出展したが、厳しい。新型コロナの影響で物が売れない、道の駅を使って何かできないか?という売り込みが多い。名刺交換は大阪開催時の半分ほどだ。
名刺交換は1日30枚
ハリマ紙器印刷工業(兵庫県加西市)
パッケージなどを制作しており、2回目の出展となる今回は子ども用フェイスシールドを展示した。塗り絵や工作の要素があり、子どもたちが工夫しながら感染予防グッズを制作できるのがポイントだ。
ターゲットは飲食店や小売店、行政関係で、新型コロナの影響下の営業としては地方銀行が提供するマッチングサービスを利用している。ブースを訪れたのは同業者や印刷会社、企画会社などが目立ち、ターゲット層は少なかった。全体的な来場者が少なく、体感的には前回の3分の1ほどで、名刺交換枚数は1日30枚ほどだ。