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阿波踊り大会、108万人見込み実際は20万人 イベントの経済波及効果の測り方
阿波踊り大会の運営方針を巡る徳島市と観光協会の対立の影響か、今年の人出は4日間で108万人と計測を始めて以来最も少なかった。だが、関係はさらに悪化している。実際の人出が20万人だったという調査結果が明らかになったからだ。経済波及効果についても当初100億円だったものが15.5億円と7倍近い差がついた。
正しい経済波及効果の出し方を調べてみると、観光庁が7月に「MICE簡易測定モデル((観光庁では、2010年度(平成22年度)に、MICE開催による地域への経済波及効果を容易に測定できる「MICE開催による経済波及効果測定のための簡易測定モデル」(MICE簡易測定モデル)を開発し、地方公共団体や民間企業等に幅広く利用されてきました。このモデルでは、「MICEタイプ」、「都道府県」、「都市」を指定し、測定を行うMICEの「期間」、「人数」等の情報を入力することで、「生産誘発額・就業効果」、「税収効果」等の経済波及効果が自動的に算出されます。
出展:観光庁 「MICE簡易測定モデル」をバージョンアップ! ~MICE開催による地域への経済波及効果を測定できるツールを改訂~))」を一部改定していたことがわかった。主催者の事業費や、参加者の人数を入力して計測する。汎用性のある計測モデルは争いを止められるか。
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国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。
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