ベトナムにおける日本企業のIT活動を支援 コウェル取締役

 
  • 2018/8/23
コウェル(東京都品川区)
吉田 謙取締役

キャリアパス見せることが重要
使われるだけ=辞めた方が得

 「ベトナム全産業の年間離職率は2割超ともいわれるが、IT産業では1割程度まで下がる。マネジメントと教育で離職率は下げられる」と話すのは、IT企業の進出を支援するコウェル(東京都品川区)の吉田謙取締役だ。

 ベトナム人が「転職した方が得」と考えるようになったのは、ここ10年のことだという。長く働いても出世できない今の30代を見て、20代が外に出るようになった。日系企業のオペレーションやノウハウを習得したら、現地の会社に転職するか独立してしまう。

 IT企業でも、ベトナム人を日本で採用し、2年程度働いてからベトナムに戻すところが増えている。日本で月収18万円だった技能実習生が、ベトナムに戻ると5万円程度に下がるのは珍しいことではない。その後、その社員が退職すると、給与が下がったからと判断する経営者は多い。

 だが、吉田取締役は「辞める理由は給与ではない」と話す。ベトナムで5万円の月収は悪くないからだ。日本とは物価も異なり、実家が近くにあれば家賃もかからない。今後、どんなキャリアプランが用意されているか、伝えていないことが問題だという。「日本語が話せて技術もある。今後会社を任される立場につけるのか、今後も日本人の下で働くのか、彼らはそこを見ている」(吉田取締役)


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎

国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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