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デザイナーと出会うために~われらイベント人~
- 2018/8/3
- アパレル・ファッション
▲敦賀繊維(大阪市)小室雅司社長(67)
デザイナーと出会うために~われらイベント人~
服に使うレース生地の専門メーカー敦賀繊維(大阪市)を率いて、47年。急逝した父親の跡を継いだ時は、まだ20歳の青年だった。服専門のレース生地、という市場において国内で敵はいないが、服におけるレース生地の需要そのものが少ないため、レース生地を必要とするデザイナーを探し続ける。
展示会に出るのはアパレルメーカーのデザイナーの名刺を集めるためだ。生地を売る相手は会社ではなく、デザイナー個人だが、デザイナーは単年契約で会社を移っていくため、今、レースを求める人がどこにいるのかは、常に網を張っていなければ、すぐに分からなくなる。
かつては、繊維問屋、生地専門店が力を持っていた。デザイナーは新しい服を作るアイデアを集めるとき、生地の話を彼らに求めた。だから、敦賀繊維の商売相手も繊維問屋が中心だった。しかし、今はデザイナーが繊維問屋を訪ねることはなくなった。
展示会に出展すると、毎回200万円近い費用がかかる。小さくない出費だが、出続けているのは新しいデザイナーとの出会いがあるからだ。
国際イベントニュース 編集部 後藤 豊
2017年全国賃貸住宅新聞社入社。「国際イベントニュース」企画開発部所属。インバウンド集客に必要な商材、海外に進出する企業向けサービスを中心に情報収集。趣味は読書。自宅に溜め込んだ蔵書は4500冊を越え、かねてから妻との懸案材料となっている。
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