目指すは「有機栽培」拡大

初開催で2万人が来場

一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン(東京都中央区)は18~19日、東京国際フォーラムにて『Organic Forrum Japan~オーガニックライフスタイルEXPO』を開催した。有機栽培農法の普及を目的とした展示会で、今回が初の開催となる。生産者団体193社180小間が出展し、2日間で1万9790名が来場した。

有機野菜農家と契約するLAWSON(東京都品川区)やネット宅配のらでぃっしゅぼーや(同新宿区)など食品を扱う企業のほか、自然派化粧品のアイシス(同八王子市)やコットン製品の販売を行ういわきおてんとSUN(福島県いわき市)など、多種多様な出展者が参加した。北海道二階郡の八雲町で牛の放牧飼育を行う北里大学は、ブース内で飼育方法に関する研究の発表を行うなどし、来場した農業従事者の関心を集めた。

来場者はバイヤーや農家のほか、オーガニック製品に関心を持つ一般来場者の姿も多く見られた。西東京市から来場した農業を営む佐々木秀一さん(仮名)は「会場で開かれるセミナーを聞きに参加した。欧米のオーガニックマーケット事情を知ることができ、満足している」と話した。

一般社団法人オーガニックフォーラムジャパンの中村実代理事は「日本では有機農法がまだまだ浸透していない。こうしたイベントを開くことで、市場拡大に寄与したい。事前登録では3分の1が法人だったので、企業もこの市場に関心を寄せているのだと実感できた」と語った。

 

■Organic Forrum Japan
~オーガニックライフスタイルEXPO
会 期:11月18日~19日
会 場:東京国際フォーラム 展示ホール1・地上広場
主 催:一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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