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来冬のトレンドが決まる JITAC European Textile Fair
- 2016/11/30
- 日本輸入繊維代理店協会, 東京国際フォーラム
海外繊維の輸入代理店70社が出展
ジタック ヨーロピアン テキスタイル
海外繊維の国内輸入代理店70社が出展する「JITAC European Textile Fair(ジタック ヨーロピアン テキスタイル フェア)」は、1年先のファッショントレンドが決まる展示会だ。秋と春に毎年開催され、イタリア、フランスの繊維メーカー2000~2500社がそのシーズンに発表した新商品を、日本でお披露目する場となる。国内の大手アパレルメーカーの担当者たちは、ここで見た生地を使って来年冬に店頭に並べる服をデザインするのだ。
出展ブースには各国から訪れた繊維メーカー担当者の姿が目立つ。彼らがわざわざ日本まで訪れる理由は、高級繊維の世界では対面販売が今も主流だからだ。写真では質感が伝わらない、というわけではない。すぐに模造品が作られてしまうからだ。展示会場でも、会ったことがない相手には写真も撮らせない。
ヨーロッパの商品ばかりが並ぶのは、他の産地のものが市場でほとんど取引されないからだ。高級繊維といえばミラノに代表される北イタリアか、パリを産地とするものが大半だという。意外にも、米国の存在感は薄いそうだ。
(一社)日本輸入繊維代理店協会(JITAC・大阪市)の峯岸弘代表理事は「繊維産業にはきれいな水が不可欠。北イタリアやパリにはアルプス山脈から雪解け水が流れてくる。日本も京都など繊維の街はきれいな水資源に恵まれている」と話す。
繊維の展示会としてはパリのプルミエールヴィジョンと、ミラノのウニカが二大イベントということだ。
開催名:第33回 JITAC European Textile Fair2016
開催日:11月14日(月)~16日(水)
会 場:東京国際フォーラム ホールE
主 催:(一社)日本輸入繊維代理店協会
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。