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【集まるブース】劇団員が客を呼ぶ 通る声、明るい笑顔 ~酒のかまくら~
- 2018/3/10
- ふるさと祭り
▲劇団員に接客を頼むようになってから、来場者数は倍以上増えた
劇団員が客を呼ぶ 通る声、明るい笑顔
初回から10年連続で「ふるさと祭り」に出展する酒のかまくら(和歌山県田辺市)は、5年前から知り合いのつてを頼り、劇団員を集めてブース対応を依頼している。自社商品の梅酒・みかん酒の試飲を進め、販売につなげるのが仕事だが、劇団員の一人は「僕らは財布を出させたら負けだと思っている」と話すほど、売ることではなく試飲に全神経を注ぐ。
当初は派遣のイベントスタッフが集客を行っていたが、劇団員に切り替えてから集客力は格段に上がった。「彼らは声は通るし、元気でノリがいいし、何より来場者を楽しませるのがとてもうまい。こちらからは特に指示をせずとも、彼らに任せていれば安心。(試飲の数は)倍くらい増えたと思う」(岡畑利彦統括部長)。売り上げの方も好調で、前回は9日間で2000本を売り上げた。
同社の場合、商品名も一風変わっている。梅酒のブランドは「ばばあの梅酒」、みかん酒ブランドは「さるのマト」。奇抜なこのブランド設定を担ったのはイラストを担当した社長の息子と、商品デザインを担当した娘によるもの。全て身内のアイデアから生み出された。
「最初に商品開発をするにあたり、いくつかのデザイン会社に依頼したが、どこも小奇麗なラベルしか上がって来ず、これでは数ある商品に埋もれてしまうと思った。やはり個性が強いほうが、商品を覚えてもらいやすい」(岡畑部長)
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