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前回から4万減、77万1200人来場【東京モーターショー】
- 2017/11/25
- 東京モーターショー
前回から4万減、77万1200人来場
日本自動車工業会(東京都港区・以下自工会)が主催する「第45回東京モーターショー」が、10月27~11月5日、東京ビッグサイトで開催され、世界10カ国から153社・団体が参加した。来場者数は前回より約4万人少ない77万1200人だった。
自工会は国内市場の縮小を受け止め、主催者は「世界一のテクノロジーモーターショー」を目指した。会場には未来のモビリティ社会を体験できる「TOKYOCONNECTEDLAB2017」がつくられ、来場者は360度のドーム型映像空間を楽しんだ。 会場外では、試乗体験や、ディズニー映画「カーズ」とのコラボレーションした企画で臨海副都心の主要カ所を巡るスタンプラリーが開かれた。また、2020年の東京オリンピックを視野に、水素燃料電池バスの発表や、サッカー会場となるエリアの新たな街づくり構想、オリンピックの特別仕様ナンバープレートなどが展示された。
カー用品も需要減に対応
国内の車利用が減るなかで、関連メーカーの経営にも変化が見られる。20年以上モーターショーに出展してきたカーアクセサリー製造のカーメイト(東京都豊島区)は、今回、360度全方位を撮影することができるドライブレコーダーを展示した。だが、ただの車載カメラでは終わらせず、スノーボードやスキーをする時に撮影できるよう、取り外して持ち運びができるようにした。工場の作業監視や、介護施設でのセキュリティ対策としての使用提案も始めている。
今回の出展は「あくまで車愛好家に向けたドライブレコーダーと会社名の認知度向上」(山田正彦執行役員)ということだが、独自のアイデアで生き残りをかける。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。