- Home
- トレンド発表会を開催
トレンド発表会を開催
来年は【スマート家電】に注目
日経BP社(東京都港区)は2~3日に流通市場のトレンド発表会「TRENDY EXPO TOKYO2017 」を開催した。市場動向から来年のヒット商品を予測する「ヒット予測ベスト20」も発表し、AI製品や健康関連商品に注目が集まった。
ヒット予測は今年10月から2018年に登場する製品やサービス、施設を対象とするもので、売り上げや市場の創出、ライフスタイルの変化に大きな影響を及ぼすと思われるものなど独自の基準によって選出した。1位に輝いたのは人工知能を搭載した「マルチAIスピーカー」。音声による操作が可能で、ニュースや天気予報などの情報をネットで検索して知らせるほか、テレビやオーディオ、照明など他の家電と連動して操作もできる。既に国内外で製品が登場しており、ソニーは10月26日に同社初のAIスピーカー「LF-S50G」の予約を開始した。
日経BP社の佐藤央明氏は「これまで1家に1台というイメージだったが、利用の幅が広がっていることから普及はさらに進む。違う部屋にいる家族がAIスピーカーを通じて会話するなど、1人1台、1部屋に1台と使われるようになる」と話した。IT家電がランクインする一方で、ヘルスケア関連商品にも注目が集まると予測した。3位にランクインしたのはビジネスパーソンをターゲットとした「疲労回復ジム」。
ストレッチやヨガなどの軽度に体を動かすことで体を脱力させる指導をおこなうもので、フィットネスジムとして店舗展開が進んでいる。また、9位には複数の栄養素が練り込まれたインスタント麺「即席パーフェクト・ヌードル」、16位には肌に貼り付けることで直接栄養を取り込む「貼るサプリ」が入り、健康関連商品がヒットする見込みを示した。
佐藤氏は「17年はNintendo SwitchやIHIステージアラウンド東京といった道の体験を味わえるものやインスタ映えする商品がヒットした。来年は便利な生活家電『おまかせテック』と、健康商品に注目が集まるのではないか」と話した。
2017年ヒット商品ベスト30
1位:Nintendo Switch
2位:明治 ザ・チョコレート
3位:クラウドファンディング
4位:ミールキット
5位:ビットコイン
6位:クラフトボス
7位:リンクルショット メディカル セラム
8位:でか焼鳥
9位:anello(アネロ)
10位:ハンドスピナー※別記事
11位:うんこ漢字ドリル
12位:AirPods
13位:キュキュット CLEAR 泡スプレー
14位:IHI ステージアラウンド東京
15位:LIP38℃ リップトリートメント
16位:クリニカKid’s ハブラシ
17位:ローカーボ食品
18位:ノート e-POWER
19位:ジェルボール 3D
20位:シールド乳酸菌
21位:KOIKEYA PRIDE POTATO
22位:うまれて!ウーモ
23位:ミニオン・パーク
24位:glo(グロー)
25位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
26位:エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S
27位:バーミキュラ ライスポット
28位:DAZN/AbemaTV
29位:日清カレーメシ
30位:GINZA SIX
2018年ヒット予測ベスト20
1位:マルチ AI スピーカー
2位:熱狂ライブコマース
3位:疲労回復ジム
4位:日本流グローサラント
5位:ハイドロ銀チタン
6位:UMAMI家電
7位:走って戦うジュニアシューズ
8位:遠近“スイッチ”メガネ
9位:即席パーフェクト・ヌードル
10位:みな得フードシェアリング
11位:大人のエンタメ日比谷
12位:みんバケ(民泊バケーション)
13位:キッズARパーク
14位:得するリアルタイム保険
15位:アスレチック・フード
16位:貼るサプリ
17位:NEO折りたたみ型スマホ
18位:“落ちない”日焼け止め
19位:稼げるQ&Aアプリ
20位:“アムロス”フィーバー
国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。