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「スマホで電子チケット」広がる
- 2017/7/10
▲アプリ無しで使用できる電子チケット
コンサートやスポーツイベントで
チケット購入者のスマートフォンに送った画像で入場管理する電子チケットの利用が増えている。バレーボール世界クラブ女子選手権、大阪フィルハーモニー交響楽団のコンサート、サンリオピューロランドなどにサービス提供するトランス・コスモスグループのシステム開発会社Leonis&Co.(東京都新宿区)がサービスを始めたのは、昨年12月だ。予想以上に拡大したため同社は6月に事業を分社化し、playground(新宿区)を設立した。
来場者は、スマホに送られてきたURLからチケットの半券を画面に表示し、受け付けスタッフに提示する。スタッフが手に持ったスタンプを画面に押すと、スマホには「入場済み」の印が表示される。来場者は専用アプリをダウンロードする必要がなく、カード決済後にSNSやメールでチケットを受け取る。
初期費用はなく、主催者はチケットを1枚発行するにあたり100円の手数料を支払う。チケットぴあ、ローチケHMV、イープラス、CNプレイガイドなど大手チケット発行会社のシステムとも連携している。
電子チケットを送付するメールやSNSアカウントを使って、主催者はチケット購入者とコミュニケーションを図ることもできる。開発を担当した執行役の河野貴裕氏は、「主催者はチケット購入者をLINE友達やtwitterのフォロワーに無理なく集めることができる」と話している。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。