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蝶野さん、救急救命を叫ぶ
- 2017/7/10
- 医療・介護
▲(一社)ニューワールドアワーズスポーツ救命協会(東京都渋谷区)蝶野正洋代表(53)
消防・行政と連携したイベント
AED(自動体外式除細動器)の講習など救急救命の啓発活動を行う、(一社)ニューワールドアワーズスポーツ救命協会(NWHSLA・東京都渋谷区)が、6月16日、JR有楽町駅前の広場で一般市民に向けた地域防災イベントを開催した。
協会代表を務めるプロレスラーの蝶野正洋さんを中心に、レスラーや著名人、また、千代田区の石川雅己区長や丸の内消防署長らが、リングを模した舞台に上がった。大震災などの緊急時に、地域の一般市民が救急救命に自ら取り組まなければならないと話す蝶野さんの言葉に、たくさんの市民が足を止めた。
蝶野さんは同様のイベントを自治体や地域の消防組織と連携して毎月2回程度開催している。その内容はAED講習や、地域によって異なる防災対策の中身など、具体的だ。この日も、オフィス街である有楽町の市民に向けて、災害発生時に無理に帰宅せずその場に止まる選択もあると丸の内消防署の担当者らと共に説明した。
すでに2年以上続く活動の始まりは、消防署が主催するAED講習を蝶野さんが受けたことがきっかけだ。橋本真也さん、三沢光晴さんといった同時代を過ごしたトップレスラーの急逝が、救急救命への意識を蝶野さんに抱かせることになった。「倒れている人がいたら、大きな声で周りに助けを呼ぶ勇気が一番大事」と話し、AEDの専門講習への参加を呼びかけた。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。