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千葉市施設MICEに活用
- 2017/5/10
美術館、海浜公園など10カ所
千葉市が、市内の歴史的建造物や自然公園などをMICE誘致に活用する取り組みを本格化させている。昨年8月から空き施設の貸し借りをインターネットで仲介するスペースマーケット(東京都新宿区)と組み、サイト上から利用申し込みをできるようにした。今年3月末からは特設ページを作成し、市内の特色のある施設を事業者に向けてPRすることで、コンベンションビューローが国際会議を誘致しやすい環境を整備した。
貸し出す施設は千葉市美術館や加曽利貝塚、稲毛海浜公園など10施設だ。スペースマーケットのサイトで特設ページ「海・里・まちがそろう千葉市で見つけたユニークスペース」を公開しており、数件の問い合わせがあったという。
MICE誘致を促進させるための実証実験として、2018年3月まではスペースマーケット側への仲介手数料を無料とした。東京都心部からの好アクセスや、日本最大級の展示場「幕張メッセ」があることを強みに、MICE誘致に注力していく構えだ。日本政府観光局によると、2015年に千葉市で開催された国際会議は31件だった。
国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。