出展者の口コミ、前編はこちら

ＯＥＭの需要増感じる

山加商店（岐阜県土岐市）

　10回目の出展となる陶磁器食器の製造・販売・ノベルティ製作会社。来場者はチェーンの小売店や百貨店、雑貨店のバイヤーらが多い。1日100～200人ほどが来場し、一定の手応えを感じる。OEMのオリジナル製品を作りたいとの声は増えている。今はネット販売やギフト関連など、販売のチャネルは増えているので、より幅広い販路で商品を提供したい。

ネット通販のバイヤー目立つ

田村駒（大阪市）

　繊維専門商社で今回が初出展。睡眠の質を図れる商材をメインに展示した。来場者は1日に150人ほど。中でも関心を示してくれたのはネットショップの関係者。その他睡眠グッズを扱うメーカーからコラボできないかという声もあった。実店舗も来るが、ネット販売の関係者が多い。人気セレクトショップやメジャーな店舗の担当者も来ていた。意外な需要としては、入浴剤メーカーが興味を持ってくれたこと。入浴剤と眠りの関係性を研究したいということだ。何かの形で協業するか、あるいは製品化できれば面白い。

環境配慮製品に関心集まる

逸品社（横浜市）

　キッチン雑貨、テーブルウエアを扱う。5回目の出展。来場者は生活雑貨店のバイヤーが多い。関心が集まったのは竹の素材と樹脂で作ったランチボックス。バイオマス素材の製品で、抗菌作用があり、低価格。海外では環境に配慮した製品を扱うと企業イメージは良くなるが、日本は意識がまだ低い。うまくこの製品を通じて、環境への意識を高められたらと思う。カタログは1日300部以上配布した。

新たな販路拡大に手応え

鵬盛商事（東京都板橋区）

　初出展。仏壇の仏像などを作っている。今回展示した小型で木製の仏像は、仏壇業界を盛り上げたいとの思いで作ったもの。合成樹脂の仏像は従来からあったが木製のものはコストがかかるため、市場になかった。我が社には製造する機材があり、本業で使う木材の端材を使用するので、安価に販売できる。仏壇は一期一会という側面はあるが、製品を通じて仏壇店に足を運ぶ人が増えてくれればと考えている。来場者は通販会社や百貨店のバイヤー、貿易商など今まで商談したことのないような業界の関係者が多かった。五月人形や雛人形のメーカーからも扱ってみたいとの声があった。新たな販路拡大につながる手応えを感じている。1日に100人ほどと名刺交換ができた。多様な業界のバイヤーと出会えて大変満足だ。