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- 誰もが参加できる「ゆるスポーツ」
▲協会の理事を務める萩原拓也さん
(一社)世界ゆるスポーツ協会(東京都中央区)は、年齢、性別、運動神経に左右されない「ゆるスポーツ」をつくる集団だ。競技ルールと用具を開発し、全国で競技に参加できるイベントを開催している。種目の1つ、ベビーバスケットは、振動を感知すると泣き出すボールを、できるだけ優しくゴールに運ぶ競技だ。スピードを上げたり、激しいパスを出そうものなら、ボールの中に仕込まれたスマートフォンから、赤ちゃんの泣き声が響き渡る。ボールが泣いたら相手ボールだ。
ヘルスケア&スポーツ街づくりEXPO(3/7~10@東京ビッグサイト)で説明に当たった萩原拓也さんはスポーツITソリューション(渋谷区)という競技を支えるIT技術を開発する会社に勤めながら、昨年6月、代表の澤田智洋さんと協会を立ち上げた。運動が苦手な萩原さんでも楽しめるスポーツをつくろうと活動は始まった。開発された競技種目は20を超えた。5月20日には「ゆるスポーツ運動会」が開催される。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。