葬儀は低価格化 追加サービスに活路 @ フューネラルビジネスフェア

 
  • 2019/7/10
展示会名:フューネラルビジネスフェア2019
会期:2019年6月17日(月)・18日(火)
会場:パシフィコ横浜
主催:綜合ユニコム
出展者数:127社

 葬祭に関するサービスや商品の展示会「フューネラルビジネスフェア」に来場した葬儀関係者の関心は、葬儀単価に上乗せできる付加価値サービスに集まった。葬儀の小規模化により、葬儀の平均単価は2005年の約150万円から、15年には約125万円に低下した。こうした状況の中、棺おけ、骨壺、供花、仏衣、死化粧などの付帯サービスを充実させ利益につなげようとする葬儀会社は多い。

10万円を超える仏衣は需要増

▲仏衣を展示した日天大鳳(福岡県久留米市)。
白装束が基本だが、色がついたものや、タキシードなどの洋装製品も出ているという

 セレモニー用品の総合卸、日天大鳳(福岡県久留米市)は、葬儀単価が落ちた分を補うため、高価な仏衣の取り扱いを希望する葬儀会社が増えたと指摘した。「10万円を超えるような高価格帯の商品が昔よりも人気」(前田憲明さん)で、3割くらいの顧客がベーシックな白装束よりも、タキシードなどの洋装や色付きの高級な仏衣を選ぶという。また、最近は葬儀代を抑えつつも、棺おけ、衣装、死化粧だけはお金をかけてでもいいものにしたいという遺族の傾向が強まっているという。

 遺体専用のメイクキットを出展したコスモトレードアンドサービス(東京都港区)の瀬邉成哲さんは、「遺体に施す死化粧は昔からあったが、年々需要が高まっている」と話した。生前に近いナチュラルメイクが好まれており、「葬儀の慣習に沿うよりも、最終的にどれだけ気持ちよく見送れるかというところに重きを置く人が増えてきている」(瀬邉さん)

 香典返しも一部で高額化しつつある。冠婚葬祭のギフトを扱う大東(横浜市)によると、最近はブランド物の香典返しが好まれるそうだ。「特に料亭のプレミアム焼き菓子などは人気が高い。先日は香典返しでゴディバのチョコレートを求められた」(原徳和さん)。一方で、手頃な商品も継続的に人気があり、香典返しは二極化が進んでいる。

 ITを使った弔電のブースも人気だった。アスカネット(広島市)は、ネットを使って弔電を簡単に作成、送付できるサービスを紹介した。メールのほか、LINE、フェイスブックなどのSNSにも対応できる。「訃報を一人ひとりに伝えるのは時間がかかり、わずらわしさを感じる人は多い。ウェブによる効率化を利用する人が増え始めている」(青砥剛さん)という。


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