デザイン性高めた日本の文具 世界で人気 @ 国際文具・紙製品展 ISOT

展示会名:第30回【国際】文具・紙製品展 ISOT
会期:2019年6月26日(水)~28日(金)
会場:東京ビッグサイト 西展示棟
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:340社
構成展:ライフスタイル総合EXPO夏内

 文具やオフィス用品などの展示会「国際文具・紙製品展 ISOT」は、文具関係者に加えて、雑貨を扱う小売・流通業の来場者が目立った。機能性だけでなくデザイン性の高い商品が注目され、ちぎれる付箋、ステンドグラスのシールが作れるキット、ペーパークラフトなど、カラーバリエーションが豊富な文具は「女子文具」として人気を集めた。

女性向けにファッションアイテム化

▲海外企業の出展は約半数に達した

 文具のファッション化により、売り上げが伸びているのが万年筆だ。輸入卸売の日販アイ・ピー・エス(東京都文京区)の小林愛子さんは、「洋服を着るのと同様、どんなふうに自分を見せたいかという視点で選ぶ人が増えている」という。文具は自己主張のアイテムになりつつあるようだ。

 外国人の来場も年を追うごとに増えている。輸入商社のファースト・アロー(東京都武蔵村山市)によると、インバウンド向けに人気があるのは和柄の扇子だ。昨年から出荷量が増えているという。
「外国人がまとめて買っていくこともめずらしくない」(松谷雅一さん)。

また、中国では猫柄が流行しており、招き猫関連のグッズがよく売れるという。猫と扇子を組み合わせた猫柄の扇子は特に人気だ。印鑑と付属品を販売する天野製作所(山梨県中巨摩郡)では、集まった名刺の2割が外国人だった。海外バイヤーは既に海外で展開されている商品には関心を示さず、まだ海を渡っていない新商材を探していた。
「海外バイヤーは日本製か否かを必ず確かめた」(天野徹社長)

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