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- インバウンド向けPR商材並ぶ @ コンテンツ東京
会期:2019年4月3日(水)~5日(金)
会場:東京ビッグサイト 西1~4
主催:リードエグジビションジャパン
出展者数:1350社
来場者数:4万8549人
同時開催展:第3回AI・人工知能EXPO
広告用コンテンツの展示会
映像、グラフィック、デジタルテクノロジーなどのコンテンツ産業に関する展示会「コンテンツ東京」では、外国人観光客(インバウンド)向けのPRを課題とする自治体に向けた出展が目立った。
エンターテイメント分野の翻訳を手がけるラパン(東京都港区)には、訪日観光客向けの翻訳について課題を持つ広告代理店や、自治体から受託を受けて冊子制作などを行う企業が来場した。漫画などのコンテンツを持つ企業が、海外企業のライセンス契約を経ず、独自に翻訳して海外に配信するケースが増加している。「手始めに英語と中国語でローカライズしたいという要望を受けることが増えた」(坂本直樹社長)
中国向けマーケティングをPRしたココチエ(東京都港区)の木村光伸氏も、「地方の見どころを配信してインバウンド需要につなげたい地方自治体から、依頼が増えた」と話す。フェイスブックなど欧米の主要SNSが利用できない中国でのマーケティングには、「微博(ウェイボー)」「微信(ウィチャット)」の利用が必須だ。公式アカウントの取得から開設、運用、レポーティングまでを担う。「中国市場に興味があるものの、規制が厳しくてどうしたらいいか分からないという人が多いことを再認識した」(木村氏)
最新技術を展示するブースも目立った。NTTドコモが出資するパロニム(東京都港区)は、次世代型インタラクティブ動画技術「TIG」をPRした。動画に触れるだけで商品情報が分かるサービスで、東京ガールズコレクションでの採用実績がある。「広告代理店や小売業、映像制作会社、教育分野の方にも興味を持ってもらえた」(岡村麻衣子さん)
米国発のビジネス向けアニメーション制作ソフト「VYOND」を紹介するために初出展したウェブデモ(神奈川県茅ケ崎市)には、一般企業の広報やマーケティング担当者などが立ち寄った。災害対策マニュアルに応用したいといった意外な要望があったという。