【365】嵐の前の前夜? 今、変化の予兆が見え隠れしている
アメリカで有色人種の大統領が誕生し、小浜市で応援する会ができた。
後にヒトの歴史書がつくられたとしたら、ここから新しい章に変わるだろうと、能天気に光がさす時代の到来を感じていたあの頃から、間もなく10年が経つ。
その間、大半の時間を不動産市場の記者として過ごした。
前半は絞りカスからしずくを絞り出すような話を探して歩き、ある日一発バズーカが打たれると、お次はあなた、と、きらびやかな上場ストーリーを書く時期があった。
コチラに来てからその世界を見聞きすることは減っていたが、ここにきて、界隈があわただしい。
去っていく人、踏みとどまる人。そういえば、お次はあなた、と、倒産ストーリーが続いた時期もあったっけ。
今回、新しい章が始まる予感はないけれど、変化の予兆が見え隠れする。
嵐の前夜、3年目を迎えた本紙に、どうかこの先も変わらぬご愛顧を。