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▲渡辺酒造(岐阜県飛騨市)のダリルさんは12年前に日本を旅して日本酒にほれ込み、就職することを決めた
【日本酒インバウンド】
旅先で酒にほれて蔵に就職 アニメきっかけ日本に関心
ゴールデンウィークに六本木ヒルズで開催された日本酒イベント「CRAFT SAKE WEEK」でも、外国人の姿が目立った。渡辺酒造(岐阜県飛騨市)のダリルさんは、12年前、旅行で日本に訪れた時に日本酒にはまり、渡辺酒造への入社を決めた。アメリカの大学で医学を学ぶ学生だったが、入社してからは脇目も振らず杜氏(とうじ)として酒造りに没頭した。4年前からは海外販路の開拓も担う。
イベントの1週間前から日本を観光で訪れていたルカ(仮名)さんは、中学生の時に「ヒカルの碁」を見て碁と日本のアニメが好きになった。昨年、日本への関心が高まり、新潟のホテルでアルバイトをしながら3カ月間生活した。今回の目的は観光で、草津温泉と日光に行き、他は毎日東京をブラブラと歩いているという。5回目の東京というだけあって、町歩きも慣れた様子。その日は新宿を歩き、映画を見た後、イベント会場をたまたま通りかかった。「酔っ払ったら、アパに戻る」
「CRAFT SAKE WEEK」が始まった3年前から参加を続け、今年も3回目の来場だと話した小林剛さんは、根っからの日本酒党。その日は東海地区から10の酒蔵が出展していたが、現地まで全て足を運んだことがあるという。外国人も巻き込んだ日本酒ブームに「酒蔵の設備がどこも良くなり、クセがなく飲みやすい日本酒が増えた」と話した。
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