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【365】やってることは何百年前とほぼ一緒
- 2018/8/6
- スポーツ・レジャー
目の前の勝負を降り、大局での勝利を得る。
そんな戦い方が最も苦手な国民だと思っていたから、W杯ポーランド戦では代表チームの進化に心を奪われた。精神性は変えられないと、遺伝子のせいにしていたものが、弱さでしかないことを教わった。
強姦された事実を実名公開した伊藤詩織さんのドキュメントを、英国BBCが放映したことを知ったのはその翌日。
時間が経つにつれ番組の内容とも、彼女に起こった事件とも関係のない罵りが熱を帯び、手元のスマホが悪意ある言葉に犯された。
松本智津夫とオウム真理教元幹部の死刑執行に関わる報道を見ていたら「市中引き回しの上、打ち首獄門」の大岡越前を思い出した。
抑止力を効かせるためか、あるいは、大衆の要求がそこにあるのか。やってることは何百年前とほぼ一緒。
それだけは分かる。変わったことと、変わらないこと。再確認した一週間。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。
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