プラスチックに関わる産業の展示会で、3年に1度開催される。出展企業は、原材料、加工技術、加工用機械、リサイクルなどに大別され、加工用機械が全体の9割を占める。2017年は778社・2438小間が出展し、そのうち297社が海外企業だった。全体の小間数も前回から200増えた。柴田稔事務局長に話を聞いた。

IPF JAPAN(国際プラスチックフェア)、加工用機械が展示の9割~主催者に聞く~

―プラスチック製ストローの使用をスターバックスなどが世界的に中止すると決めた。業界に対する影響は。

プラスチック産業の市場規模からいえばごく一部に限られた話だ。この展示会に関して言えば全く関係ない。プラスチックの需要は今も拡大しており、金属など他の素材からの代替も進んでいる。一般的に、GDPの拡大に伴いプラスチック需要も伸びるため、アジアの経済成長に伴いこの先も伸びると考えられる。ただし、「プラスチック=悪者」というイメージが増幅されており、業界として正しい理解につなげる広報が必要。展示会もそうした場として利用でしたい。

―出展者は4割が海外だった。彼らは何を目的にしているのか

日系企業に対する営業だ。日本にはプラスチックのユーザーである自動車や電機の世界的大手企業がたくさんある。生産拠点は各国に広がるが、本社のキーマンに新製品をアピールしたい。だからこの展示会に出展する。

―次回2020年に向けた拡大策は

会期は5日間だが、搬入で4日間を要するため、搬出まで含めると会場を10日間押さえなければならない。これだけの日数を押さえられる会場は幕張メッセ以外にはないが、そうすると展示会規模をこれ以上拡大するのは難しい。その点が悩ましい。来場誘致では海外を増やしたい。業界関係者は新製品を見にやってくる。世界的に日本の加工機械は認められており、すでに中国、アジアから多数来場する。次回は東南アジアやインドから人を集めることが重要だ。業界最大の展示会はドイツ・デュッセルドルフで開催される「K(国際プラスチック・ゴム産業展)」だが、アメリカ・オーランドの「NPE(プラスチック・ショウ)」と合わせて、かつてはプラスチック業界の3大展示会と呼ばれた。最近は中国で開催される「CHINAPLAS」の規模が急激に拡大している。規模で競う事は難しいので、日本の最先端テクノロジーを見せる展示会としてアピールする。


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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